DeepL
DeepLは異なる言語間の翻訳を行ってくれるサービスです。Google翻訳などの他の翻訳ツールよりも遥かに翻訳の質が良く、対応している言語も豊富です。スマホ版のアプリの他、PC版をインストールしておくと文章を選択してCtrl+C+C(Mac の場合はCommand+C+C)で自動的に翻訳を行ってくれるため便利です。PDFを入れると翻訳してくれるため、短い文書の概要を知るのに役立ちます。
とはいえ、専門用語の翻訳が正確に行われないことがあったり、改行を文章の終わりと解釈して不自然な翻訳を返してくることがあるなどの細かな問題点もあります。あくまで概要を確認するために利用するようにしましょう。
Grammarly
Grammarlyは英文法の添削やスペルチェックを行ってくれるサービスです。無料版ではスペルや時制のチェックなどを行ってくれます。有料版では頻繁に出てくる単語のパラフレーズやよりシンプルな言い回しなど更に高度な提案をしてくれます。大学によっては学生に有料版を配布しているところもあるので、自分の所属している大学で学生エディションが使えないか確認してみましょう。GrammarlyはGmailやOverleaf の下書きページやスマホのチャットアプリ上などあらゆるところで使用できる点が便利です。Google Chromeなら拡張機能から使うこともできます。
Wordtune
Wordtune は書きたい英文のパラフレーズを行ってくれるサービスです。Grammarlyと同様にGoogle Chrome の拡張機能として利用可能で、同じブラウザ上でGmailなどを利用する際に併せて使うことができます。普段と英語学習・英文作成に取り入れるだけで自然に表現力を上げることができます。
GrammarlyとWordtuneで英文を作成してDeepLで最終チェック、という使い方でもかなりクオリティが高い文章を作ることができるため、これらのサービスと併用すると良いでしょう。
Mikan
Mikanは様々なレベルに合わせた英単語や英文法の問題演習ができるサービスです。無料で使える教材も豊富ですが、別途課金すると普段自分が紙媒体で使っている参考書を単語テスト形式で利用することも可能です。
例えばTOEFL英単語3800を英単語帳をアプリ内で購入すると、収録されている単語を単語テスト形式で何度も反復してチェックできるようになります。
ELSA AI
スピーキングの練習をしたいけど他の人と一緒に勉強したりネイティヴの友人に見てもらうのは恥ずかしい…という人にはELSA AIがおすすめです。ELSA AIはAIと一緒に英語が勉強できる英会話サービスで、リアルタイムで話ながらフィードバックをもらって自分のスピーキングの発音やイントネーション、文法などを改善することができます。アプリを始める際に教育、旅行、生活など英語で何ができるようになりたいか(=どんなシチュエーションでの英会話を練習したいか)を選べるため、目標を明確にして学習を進めることができます。
Microsoft Word のディクテーション機能
英会話の練習として、自分の発音を確認したい場合はWordのディクテーション機能もおすすめです。意図したとおりに文章が書き出されないときは自分の発音に改善点があるので、前述のELSA AIと併用して発音を皆瀬印していくと良いでしょう。
Otter.ai
Otter.ai は動画ファイルや音声ファイルの音声を認識して文章化してくれるサービスです。
ミーティングなど複数の人が会話している音声は声の高さなどから今誰が話しているのかを明確に区別してくれます。会話全体の要点をまとめてくれる機能もあるため、研究ミーティングを録音しておくと後で内容を確認するときにとても便利です。
英語以外の学習に使えるツール
Duolingo
Duolingoは英語だけでなく、スペイン語、フランス語、中国語など、多数の言語を学ぶことができます。2024年時点で、42言語の話者向けに100以上の言語のコースが提供されています。ゲーム感覚で学べるので人気も高いです。
Tandem (言語交換プログラム)
世界中のネイティブスピーカーと1対1で言語を学び合うことができる言語交換アプリです。(200以上の言語に対応)
言語交換については、大学がプログラムを提供していることも多いので、調べてみると良いでしょう。