ギャップタームの過ごし方【XPLANE TIMES 大学院留学生アンケート#4】

本記事はXPLANE TIMES(ニュースレター)第4号(2024年7月7日発行)内の『大学院留学生アンケート』に掲載された記事です。『大学院留学生アンケート』は、XPLANE Slackに在籍している海外大学院生に対してアンケートを行ったデータをもとに、大学院生かつや留学先での生活の実情を探るコーナーです。

今回のアンケートでは、アメリカから23名、イギリスから8名、スイスから4名、ドイツから4名、フィンランドから2名、ベルギーから2名、その他欧州の国々へ現在留学しているまたは進学予定の計52名からご回答をいただきました。回答してくださった皆様、ありがとうございました!

1. ギャップターム前に在籍していた大学/大学院の国

47名の方が日本、4名の方がアメリカ、1名の方がインドネシアとの回答でした。予想通り、日本の大学/大学院に在籍されていた方が圧倒的多数でした。

2. ギャップターム中に過ごした国

48名の方が日本、1名の方がアメリカ、3名の方が日本とスイス(1名)や日本とアメリカ(2名)と言った2カ国で、ギャップタームを過ごしたようです。ギャップターム前に日本の大学に在籍していた方は、渡航直前まで日本で過ごされる方がほとんどのようです。海外の大学に在籍していた方も、日本に一時帰国をする方もいるようです。

3. 進学先のプログラム形式

7割を超える41名の方が「研究ベースの修士・博士課程」に進学されており、10名の方が「Courseworkベースの修士課程(例.MBA、Law school)」、1名の方が「その他(授業ベースの修士課程(研究は修士2年の最後半年だけ)」との回答でした。

4. ギャップターム中の過ごし方

回答してくださった方々のギャップターム中の具体的な過ごし方を要素ごとにまとめました。進学先のプログラム形式の約8割が「研究ベースの博士・修士課程」だったため、最も多い回答は「学部/修士で所属していたのと同じ研究室で研究」でした。また、「研究以外のアルバイト/フリーランス」や「学部/修士で所属していたのと別の研究室で研究」をして夏の間を過ごした方も多かったようです。

活動内容と人数の表
活動内容 人数
学部/修士で所属していたのと同じ研究室で研究 21
研究以外のアルバイト/フリーランス 13
学部/修士で所属していたのと別の研究室で研究 10
企業でインターン 5
進学先の大学院で研究 5
休暇(実家に帰省、旅行など) 4
企業の勉強会に参加 1
夏の間に学部を卒業 1
自動車免許取得 1
現地での語学研修に参加 1
語学試験の勉強 1
論文執筆 1

5. 早めに(4月~7月)渡航して、進学先の大学院で研究を開始

ギャップターム中に「進学先の大学院で研究」と回答してくださった内の3名の方に渡航時期を尋ねたところ、4月が1名、6月上旬が1名、6月中旬が1名でした。渡航時期は指導教員と相談したり、ビザ取得などの調整が間に合う一番早いタイミングで渡航されたようです。

6. 「その他」の回答

最後に、ギャップタームの過ごし方の質問に「その他」と選択された方の自由回答をいくつか抜粋して紹介させていただきます。カリキュラムなどに縛られないフレキシブルな期間であることを利用して複数の活動を並行して行ったり、留学後のためにエネルギーを蓄える充電期間として利用されることもあるようです。

  • 基本的に無職。3月に卒業し6月に進学という比較的短いギャップタームで、幸い家族が許してくれたので、時々単発のアルバイトをしながらも、実家でゆっくり過ごしました。学部から修士卒業まで実家から離れて一人暮らし、忙しく全てがストレートに過ぎ去ったので、「休む」という期間を設け家族と時間を共にしたことは、進学した後のエネルギーになっています。
  • 4〜7月: 日本で友達と会ったり旅行に行ったり最後の休みを満喫する&渡航の準備をする。8〜9月: 早めに渡航し(奨学金のbenefitの一つである) 現地での語学研修に参加する。
  • 学部/修士で所属していたのと同じ研究室で、修士(博士)課程の学生として研究を続けながら、ベンチャー企業でのインターンも並行でしていました。
  • オンラインで進学先の人たちと共同研究しています。あと学部の頃のプロジェクトの論文化と、企業でのインターンと、ずっと取り損ねていた自動車免許の学校に行っています。

アンケートにご協力くださりありがとうございました。

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