XPLANE SoP執筆支援プログラム座談会(2023年度の留学志望者とメンターにインタビュー)【XPLANE TIMES特別企画】

マッチングとサブメンター制度について

SoPプログラム運営からもらっている質問で、メンターと志望者をマッチングする際には「基本的に分野ベースで選んで、次に留学希望地域」という風にしているのですが、今後のマッチングの参考にもなるので留学志望者側とメンターする側でやりやすさ、やりにくさがあるか聞いてみたいそうです。

私個人としては研究分野で分けてもらってすごくありがたかったなと思っています。やっぱり、私がSoPで書いている内容をもっとこうした方がいいと突っ込んで言ってもらえることって、他の違う分野の人たちになるとないと思うんです。 私は今までの留学先とか学会で知り合った人から「どういう風に受験が進んでいって」と「ここの国はどうで」とか一般的な情報が入ってくるリソースが他にあったので、私にとってはSoPの支援の中では分野で分けてもらってよかったなと思います。

マッチング方針はこれでいいと思います。まず分野、次に地域で。

分野が全然違うと理解するのにかなりの労力が必要なので、違う分野でも多少近い方がバリアが低くなるって点でやりやすいのかなとは私も思います。
ちなみに、サブメンター制度は受ける側からはどう思いました?

2人いてよかったことは、違う視点で意見がもらえることです。一般化しすぎかもしれないけど、違う視点で意見がもらえるので意見の数が単純に増えるんです。ただ、意見が増える分そのconflictも増えちゃうというのはあって、「これはいいと思う」「悪いと思う」というこだわりがあまり自分に強くない人は困る部分はあるかもなとは思いますね。ただ、2人から同じことを言われたら「それは確かにそうなのかも」と信頼は持てます。 

次に、出願した後に教授から面談やインタビューがあった時、「私はこんな感じで準備した」などと一応自分の時を思い返して助言したと思いますが、これは助けになりましたか?出願体系が若干違う中で、私たちのアドバイスは参考になったかをお聞きしたいです。

一般的過ぎるかもしれないですが、 基本教授が学生に求めていることって大体一緒だと思うので、準備などが特段違うとは思わなかったです。プロジェクトベースでスキルを求められているとしても、教授は研究スキルとかにそんなに高いレベルを求めているわけじゃないので。例えば実際にあったのは、「高分子合成をやらせることになると思うけどそれは大丈夫?」って聞かれた時に、私は「正直何も知らないけど大丈夫か」って聞いたんです。すると向こうは「全部Willingness to Learnで解決することだから何も知らないことは問題なくて、そこにパッションがちゃんとあるかどうか」って言われました。今まで話してきた先生も、ヨーロッパの先生ばかりですけど、みんなそうだなと思いました。

なるほど、ありがとうございます。

これから出願する人、SoPプログラムに参加する人へのメッセージ

あとは、これから出願する人や、プログラムに参加される方へのアドバイスで締めくくろうと思います。金子さんどうですか?

いろいろ体制が整ってきてると思うので、留学に興味ある人は思い切って海外の大学院を目指すのも良いタイミングだと思います。SoPのメンターの方には、「メンティーに親身に寄り添ってください、研究との両立はスケジュール管理をしっかりと」という感じですかね。

大事です。ありがとうございます。ひろみさんも、受験全般でも、SOP参加する志望者へのアドバイスでもいいのでお願いします。

全体では、急ぐことはないし、遅いことはないからいつでも受験したいと思ったら受験すればいいし、受験しなきゃダメなわけじゃないと思います。「受験したい」と思った時にすればいいかなっていう印象があります。SoPを書くことで言えば、 私はメンターの方と一緒に、なぜ博士課程をやりたいのか、何をやりたいのかという基本的な考えをまとめることに時間を使いました。その後書き始めるとわりと早く書き終えることができたので、添削の時もこねくり回して全部変えてもらう必要がなかったです。自分がちゃんとした考えを持っていて、自分の方向性が分かっている状態で書き始めることが大事だったと思います。

本当にそうだと思います。出てきた最初のドラフトがかなり仕上がってたイメージがあったので、本当に最初の方のミーティングのアイディア固めが上手く行ったんだなと思いました。素敵なアドバイスだと思います。

ありがとうございます。私は本当にこの制度がなかったら受験自体が成功しているか分からないし、金子さんと森山さんがいっぱいアシストしてくださったので、本当にありがとうございました。

メンター冥利に尽きますね。ありがとうございます。

ありがとうございます。

(本座談会は2024年6月に行われたものです。SoPプログラムの制度などに関しては毎年変更の可能性があることをご承知ください)

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