留学先での文化背景の理解【大学院留学Q&A】

こんにちは．秋からカナダのある大学のPhD課程に進学予定の者です．

昨今のBlack Lives Matter (BLM) 運動や，BLMに対する問題発言をSNS上や公共の場でしたとして糾弾されている人々に関連する報道等を追っていて，自分自身が「これはマズイ」と思う基準と、差別擁護者だと大衆に捉えられる基準とにところどころ食い違いがあることに気づきました．

今後当事者意識をもって理解を深めていかなくてはと思っているのですが，目下PhD課程在籍中のteaching、もしくはその他の場面で意図せぬ舌禍をしてしまうのではないかと心配しています．

そこで質問なのですが，この運動に限らず北米地域におけるracism全般に対する理解を深められるコンテンツ(アカデミックなものから一般向けのものまで)や，これだけはやってはいけない行動・言動的なものをご存知の方がいたら教えていただけるとありがたいです．

はじめまして！個人的には
Ibram X. Kendi著の_How To Be an Antiracist_
または
Michelle Alexander著の_The New Jim Crow_
がおすすめです。前者は公平性の観点から「反人種差別主義」に着目し、後者は奴隷制度と現在の刑事司法制度を結び付け、今なお続く黒人差別の現状を紐解いていきます。

カナダの黒人差別問題に特化した文献であれば、
Robyn Maynard著の_Policing Black Lives: State Violence in Canada from Slavery to the Present_
などがあります。参考になれば幸いです！

NETFLIX会員でしたらこちらのドキュメンタリーはよく出来てますよ(人種差別一般というよりは米国の黒人差別という限定的な範囲についてのものですが)
https://www.netflix.com/jp/title/80091741

Emma Watsonが参考になるポッドキャストのプレイリストを公表していて、すごく勉強になります！
https://open.spotify.com/playlist/15x7ZCiYr6tqcOizxRD7gD?si=ZG6CVS89Ry2YiLe8brNxfg