質問者アメリカ
学部
必ずいつか大学院には行きたいと考えているのですが、「学部卒業直後に大学院に行く」 VS 「先に働いてみる」で、今すごく悩んでいます。
元々は大学院に直接行くことを考えていたのですが、私の所属する大学の教授方に相談すると直接行くことに反対する意見が多く、
またビジネスも学問もそもそも大好きなので先に社会に出てみるのもいいのかな、と最近思い始めました。
現在アメリカの学部4年に進級するタイミングなので、就活や大学院出願まで意外と時間がないことに気づき少々焦っています。
これと似たような経験のある方、大学院出願と仕事とを同時並行で進めた方などもしいらっしゃれば具体的な経験やコツ、アドバイスをお聞きしたいです。
個人的には、一旦就職してから出す場合、推薦状を書いてもらうために教授に再度アプローチするのが大変になるのでは、といったぼんやりとした懸念もあり、どのように判断すべきか悩んでいます。
わたしも大学学部はアメリカでした。大学卒業後に東京で一旦働いてから大学院でまたアメリカに戻ってきました。
個人的には一旦働いてから大学院に戻ることをおすすめします。大学院ではある程度職歴も重視されるところがあります。出願の際には職歴があるのに越したことはありませんし、働いて見えてきてから学ぶことでは吸収できる知識の量も格段に変わってくると思います。フルタイムで働きながらの大学院の準備は大変でしたが、良い経験になりました。 私の専門は国際教育ですが、大学院の同級生の多くが実務経験を4、5年積んで大学院に進学してきていました。実際に学内での仕事やインターンのポジションを得るためには、何も経歴がない人よりも、経歴がある人の方が圧倒的に有利になります。在学中に学内の仕事やインターンで経験を得ることができないと、就職活動で不利になります。大学院で全く違う分野にきた私は、この点でものすごく苦労をしました。今すでに行きたい分野が決まっているのであれば、大学院進学を見据えて学部卒業後の仕事を考えてみることをおすすめします。
回答者1アメリカ
修士修了
社会人経験
国際教育
以下の話はアメリカの工学系専攻の大学院のお話です!僕は日本の学部卒業後直接アメリカの大学院に進学し博士をとったんですが、大学院時代にアメリカ人、インド人、中国人など様々な国の学生と出会い、その中で僕のように学部を直接卒業したての学生と就業経験を積んだ学生が大体半々でした。
両方の学生たちと過ごしてみてよく感じたのが、職務経験のある学生たちはより「プロフェッショナル」だなということでした。簡単なところで言えば締め切りをしっかり余裕を持って守ったり、チームで円滑に動くために尽力してくれたり、グループワークのスケジュール・ラボ環境をしっかり管理したり、家庭のある人も多かったので仕事のオンオフの切り替えもしっかりしていたり(僕は結構だらだらやっちゃってました…)、「大人」だなと感じることが多々ありました。要は頼りになる存在ということですね。
個人的に、研究遂行能力は「自己管理能力」の上に成り立つものだと思っていて、すでにしっかりセルフマネジメントできてる人が多かったなーという印象です。もちろん大学学部でしっかり鍛えられている学生もいましたが、僕は全然でした笑 僕の指導教官も学生のそんなバックグラウンドに合わせて指導方法を調整する人で、僕のように学部卒業したてのペーペー学生にはビシバシ厳しく自己管理も含めて指導されましたが、就労経験のある学生に対しては研究に関する議論に基本的に注力している感じでした。僕の進捗は毎日チェックしにくるくせに、その同期とはミーティングが週に1回だけとかで不満もありましたが…笑
なので1度働いてから大学院に戻るのもアリな選択肢だなーと思います!ただ、その場合だと、もし家庭があれば育児・仕事との両立、合間を縫っての出願準備、収入がガクっとさがるor無くなる、といった本人の熱意以外のファクターがより重要になるのかな?と思います。そういった点はこのコミュニティにいるそのキャリアパスを経た先輩方にアドバイスをもらえると良いですね!長くなりましたが参考になれば幸いです〜
回答者2アメリカ
博士修了
工学
はじめまして!僕も学部生の頃に全く同じジレンマで悩んでました。学部はリベラルアーツカレッジだったのですが、周りには院生が全くいなかったので、同じく大学の教授方、あるいはキャリアセンターに頼らざるを得ませんでした。とにかく情報収集に苦戦した記憶があります。
僕は大学卒業後は直接大学院へ進学せずに、2年ほど日本で働いてから、大学院へ挑戦しました。少なくとも大学の知り合いの中では、社会人生活を経てから院進学した例が多いように感じます。一旦大学の世界から離れることによって、自分の目標をより明確にイメージすることができました。
個人的な見解ですが、最近はアカデミックポスト(特に人文系)への就職状況が年々厳しくなっているので、社会経験を積んでから院進学した方が、将来の選択肢が広がるのではないかと感じています。また、社会人としての経験は「仕事の進め方」を学ぶとても良い機会でした。働きながら大学院の準備を進めるのはかなりハードでしたが、いざ進学すると職務経験がマイナスになることは決してないと思います!
僕の今の大学院はコテコテの総合大学なので、こじんまりしたリベラルアーツカレッジがいかに恵まれた環境だったかを今痛感しています笑 個人的には社会に出て本当によかったと感じています。それまで大学の世界しか知らなかったので、本当に自分が研究者になりたいのかどうかを見極める貴重な時間でした。仕事によっては、大学院に向けて貯金できるというメリットもあります。大学にもよるとは思いますが、僕の場合は卒業後にJSTOR(ジェイストア、電子図書館)などが利用できなくなったので、卒業生がどこまでアクセスできるのか確認しておくとよいかと思います。僕の分野のアート系に関しては博士課程に進む多くの人がアカポスを目指しているのではないかと思います。最近はdigital humanities系の研究が盛んに行われているので、machine learningやdata scienceなどの道へ進む方もいらっしゃいます。
回答者3アメリカ
博士
アート
はじめまして。僕はちょうど今年米国CS系大学院の受験を終えて秋からPhD課程に進学する予定です。僕も過去に同じように悩んでおりました。自分は学部も修士も日本で取得しましたが、その後2年ほど社会人経験をした身として、一度働く道を選ぶ場合気をつけておきたい点についてコメントさせてください。ずばり専攻、修士or博士、お金の工面によって、社会人経験後の合格難易度が変わるのかなと感じています。
回答者4日本
アメリカ
社会人経験
情報科学
こんにちは!私は日本で修士卒業して国内企業で3年ほど働いてからアメリカの大学院に来て、現在PhD課程2年目です。
奨学金の年齢制限に関して、私も回答者4さんと同じような思いをしました。25歳を超えると日本で応募できる奨学金が殆どなくなるのを見て絶望しかけました。年齢制限をクリアしても、大学在学中という制限に引っかかるかもしれないので、社会人経験者の採用実績含めて考えると、合格しうる奨学金は2,3個しかありません。会社勤務を経験して、大学院の時にあった就職できなかったらどうしようという恐怖感がなくなりました。どこからの自信なのか分かりませんが、今のところをクビになってもまた別なところで働けそうな気がしています。会社員生活を通していろんな人と一緒に仕事したり厳しい状況を乗り越えたりして得られたものなのかもしれません。
回答者5アメリカ
博士
工学
直接的なアドバイスは皆様に任せるとして、話題に上がっている奨学金について、XPLANEの奨学金データベースで、一瞥すると社会人経験後に受けられる奨学金が自分にどれくらいあるのかイメージをつかめると思います。少しでも参考になれば幸いです!
回答者6アメリカ
博士
工学
コメント